ダウ・ジョーンズ工業株平均は水曜日に2回連続で急騰し、460ポイント超の上昇を記録。米国の金利引き下げが差し迫っているとの見方が、世界の株式市場を後押しした。ウォール街の上昇は、強力なテクノロジー企業の業績や、堅調な第2四半期の収益シーズン、低金利の恩恵を受ける小型株への新たな関心が支えた。暗号通貨市場も活況を呈し、イーサ(Ether)は5%以上の上昇を見せ、ETFの流入が急増、2021年の過去最高値に迫った。欧州・アジア市場でも楽観的なトーンが広がり、主要指標は数週間ぶりの高水準を記録。ポンドはドルに対して3週間ぶりの高値をつけた。注目は木曜日に発表される米国の生産者物価指数(PPI)と、今月末の連邦準備制度理事会(FRB)ジャクソンホール会議のインフレ動向に関する手がかり。
主なポイント
ダウ平均株価の2日連続上昇:ダウ工業株30種平均は463.66ポイント(1.04%)上昇し、44,922.27で取引を終えた。予想より低い米国インフレデータが、9月のFRB利下げへの期待を強め、火曜日の急騰を拡大した。小型株に投資家がシフトし、ラッセル2000指数も2%上昇。
S&P 500が記録的な終値:S&P 500は0.32%上昇し、6,466.58で取引を終えた。テクノロジー株の支援を受け、2日連続の記録的な終値。AMDは5.4%急騰、Appleは1.6%上昇。Paramount Skydanceは36.7%の急騰を見せた。
ナスダック総合指数が新高値:ナスダックは0.14%上昇し、21,713.14で終了。2日連続で史上最高値を更新した。半導体およびAI関連銘柄が引き続き注目を集めた。
欧州市場の上昇:汎欧州STOXX 600は0.55%上昇し、8月初めから2.7%の上昇。米国市場の記録的な上昇が投資家センチメントを改善。ロンドンFTSE 100は17.42ポイント(0.19%)上昇し9,165.23、パリCAC 40は0.66%上昇。ミラノFTSE MIBは0.6%、フランクフルトDAXは0.67%の上昇。
アジア市場がウォール街の上昇に追随:日本の日経平均株価は1.3%上昇し、過去最高の43,274.67を記録。香港ハンセン指数は2.6%上昇し、2週間ぶりの高水準。中国CSI 300は0.79%上昇、韓国コスピは1.08%上昇、オーストラリアS&P/ASX 200は0.6%下落。
原油価格が緩和:ブレント原油は0.74%下落し65.63ドル、WTIは0.82%下落し62.65ドル。米国の原油在庫が予想外に300万バレル増加したことを受け、エネルギー制裁に関する議論を前に慎重な動きが見られた。
米国債利回り低下:米国2年債利回りは5ベーシスポイント低下し3.681%、10年債利回りは6ベーシスポイント下がり4.238%。9月のFRB利下げの確実性が織り込まれた。
イーサリアムが過去最高に接近:イーサリアムは5%以上上昇し、4,740.48ドルとなり、2021年11月の史上最高値に迫った。今週だけでETF流入が15億ドルを超え、スタンダードチャータード銀行は年末目標を7,500ドルに引き上げた。
本日の外国為替市場

EUR/USDは上昇:EUR/USDは1.1700で取引を終え、0.21%上昇。1.1600付近からの回復を延長し、強気な構造に支えられた。短期的には1.1750〜1.1800の抵抗ゾーンが上昇を抑え続け、明確に突破すれば1.1900に向かう可能性がある。
GBP/USDは1.3600に迫る:GBP/USDは0.55%上昇し、1.3574で取引を終えた。3日連続の上昇を記録。50日移動平均線を超え、上昇の勢いが確認された。
EUR/GBPは下落:EUR/GBPは0.32%下落し0.8618で終了。50日移動平均線0.8604がサポートとなり、短期的には売り手が優勢。
USD/JPYは148.50以下で停滞:USD/JPYは147.44となり0.27%下落。レンジ内で統合し、売り手が148.50ゾーンで抵抗。
ゴールドは安定:ゴールドは0.29%上昇し3,358ドルで取引を終え、短期的な強気を維持。3,370ドルのレジスタンスを突破すると、3,420ドル再テストの可能性。
ウォール街の株価上昇は水曜日に2日連続で続き、これは連邦準備制度理事会(FRB)が9月にも利下げを開始する可能性が高いとの確信と、堅調な企業収益の流れに支えられたものだ。欧州とアジアの株価上昇も、この動きがグローバルに広がっていることを示している。一方、ポンドの上昇とイーサの急激な上昇は、全体的な資産クラスの強さを裏付けた。米国国債利回りの低下とインフレ指標の穏やかな結果がリスク選好を支える中、米国の原油在庫が予想外に増加したにもかかわらず、原油価格は緩和の動きを見せた。木曜日に発表される米国の卸売物価指数(PPI)や、ジャクソンホール会議が近づく中で、投資家はこの強気の勢いが夏の終わりまで持続するかどうかを見極めようとしている。




